こんにちは、topping管理人の蓮田あいくです。
前回までに
サムネに載せる内容
文字のデザイン効果
色の与える印象
についてお伝えしてきましたが、今回はいよいよそれらをどう構成していくか考えていきます。
文字やイラスト、写真をどのようにおいていくかで、印象がガラリと変わりますよ!
文字を読むときの目線の動き
人の目線は、ある程度決まった動き方があります。
あらかじめ知っておくことで、文字を配置しやすくなります。
横書きの目線の動きかた
横書きのレイアウトでは、Zを描くように左上から右下に目線が動いていきます。
この動きを無視して、右側に見出しを置いたりなどすると、意味が伝わりづらいレイアウトになってしまいますので、気をつけましょう。
縦書きの目線の動きかた
縦書きのレイアウトでは、右上から左下に目線が動いていきます。
多くの小説などはこのレイアウトですね。
サムネイルでは使いづらいかもしれませんが、和風っぽいニュアンスを与えたい時などは活用していきましょう。
構図の基本
次に基本的な構図を見ていきます。
主に写真などでよく使われる構図ですが、
サムネイルなどの画面構成にも通じる内容ですので、ぜひ意識してみましょう。
街中のポスター広告や、ネットの広告画像などにも多く使われていますので、
「これはどの構図かな?」と考えながら見るだけでも勉強になりますよ!
ワンポイントとして、どのような動画に合うか、蓮田の見解もご紹介します。
日の丸構図
ど真ん中にどーん!と主役を配置する構図で、主役をとにかく目立たせたい!という時に有効です。
主役を大きく配置するとダイナミックになりますが、サムネイルにおいては文字を置きづらくなるデメリットがあります。
主役を小さく配置すると可愛らしい印象になりますが、小さすぎると何が映っているのかわかりづらくなりますので、バランスに気をつけましょう。
バラエティ系の動画なら、人の顔や動画の主題を大きく真ん中に映すとよいですし、教養系なら文字を配置にするだけで同じ効果が得られますよ!
実はこの記事のサムネイルも、この手法で作っています。シンプルですがストレートに内容が入ってきますよね。
邪魔しない程度に周りに装飾を置くのもOKですよ!
三分割構図
三分割にしたグリッドを置いた時に、その線や交差した点に要素を配置する構図です。
バランスよくまとまりやすいため、文字を組むときにも、画像を置く際にも積極的に取り入れていきたい構図です。
教育系など、落ち着いた内容の動画向きの構図ですね。
実はこの「お役立ちブログ」シリーズの最初の記事のサムネも、この手法で作りました。
コラボ動画などで人の顔をたくさん並べるときにも、有効な構図です。
二分割構図
画面を真っ二つに割って構成する構図です。
画面の一つを主役、もう一つを脇的な扱い(対比)にしたり、
または左右対称にすることでシンメトリー的にしたりなど、
二つに割った画面に何を配置するかによっても印象が変わります。
サムネで二分割構図を使うなら、左に人物、右に文字などがシンプルで使いやすいですよ。
メイク動画やお料理など、ちょっとおしゃれに見せたいサムネにぴったりです。
三角構図
画面内に三角形ができるように、要素を配置する構図です。
三角形の上の角に主題がくるとより目立ちます。
ちょっと使いづらい構図かもしれませんが、
ゲームのスクリーンショットなどでこの構図を狙えると、面白いサムネになりますよ。
放射構図
遠近法による斜めの線を「パース」と呼びますが、このパースが集まる点を利用したものが放射構図です。
奥行が表現でき、平面的なサムネとの差別化が図れます。
パースの集まる点を真ん中に配置すると安定感が出やすく、それ以外に置くと動きのある画面になりやすいです。
今回ご紹介した構図は、サムネで使いやすそうなものをピックアップしましたが、他にも基本的な構図はたくさんあります。
もっと凝ったものを作りたい!と思った場合には、調べてみると楽しいですよ。
さあ、これでみなさん、サムネに載せる要素も、
文字のデザインも、色の使い方も、構図も全部完璧ですね…!
…とは、なかなかならないと思いますがw
これらを日々意識することで、より魅力的なサムネに少しずつ変わっていくと思います。
あなたの素晴らしい動画を多くの人に見てもらうためにも、あきらめずに、ぜひチャレンジしていってください。
次回は、実際に蓮田が見かけた「悪い例」をご紹介しつつ、
どのように改善したらよいかのご提案をしてみたいと思います。
今回もお疲れさまでした!