【どう直す?】サムネの良くない2つの事例と改善案

こんにちは、topping管理人の蓮田あいくです。

前回までに、サムネに何を書くか考え、
文字のデザインを勉強し、色の効果を知り、
構図によってそれらを配置する術を身につけてきました。

今回はその応用編として、
実際に私が見かけたサムネの悪い例をご紹介し、
今まで勉強してきたことをおさらいしつつ、
改善案をご提案していきます。
(当たり前ですが、悪い例はこちらで再構成した画像を使います)

より実践的な勉強になりますので、ぜひ最後までお読みください。

 

【事例1】主題が分からない

まずは悪い例からです。

 

これらの画像は背景を除いて、「配信者の自画像(または画像)」、「動画のカテゴリ名」、「動画の内容」、の3つで構成されていますが、配置する要素の大きさが同じでメリハリがなかったり、配置が不規則なため、どこが主題かわからなくなってしまっています。

改善策としては、まず「配信者の自画像」、「動画のカテゴリ」、「動画の内容」のうち、どれを一番の売りにするか考えましょう(サムネに書く要素)。
その後、主題の大きさや配置する位置を決め、それに合わせて他の要素を配置していきましょう(構図)。
実際には、こんな感じです。

 

「雑談」は生配信の場合が多いと思うのですが、アーカイブを残す場合は、あとから自分の配信を振り返って、どんな話題が出たか確認しましょう。
その話題をサムネイルにすると、「雑談」の中身がわかる、より具体的なサムネになります。
配信前からある程度話題を決めている人は、初めからサムネに書きだしてしまうといいですよ。

カテゴリである「雑談」というワードは、タイトルや内容を読めばわかるかと思い省きましたが、どうしても入れたい方は、こんな感じでどうでしょうか。

 

一番上の文章を右詰めにしてスペースをあけ、左端にロゴを持ってきたことで、視線の動き的にも自然に読める構成になりました。

次に、悪い例2枚目に対する改善案です。

 

歌枠・歌ってみた系では「何を歌っているのか」も、見る人にとっては重要なポイントになると思います。
そこをフックに動画に足を運んでくれる場合は、たいてい配信者のことを知らない状態のため、「曲名」は大きく書きましょう。
どんな人が歌っているかをアピールするためにも、自画像は小さすぎず、大きすぎず、バランスを取りましょう。
キャッチコピー的なものをどうしても入れたい場合は、曲名などのアピールポイントを阻害しないように気をつけてくださいね。

サムネイルに書く内容として何を優先するか。

正解は人によって違うと思いますが、もしまだ知名度が低く、再生数を伸ばしたいのであれば、「動画の内容」を一番高い優先度にするのをお勧めします。

 

【事例2】情報が足りない

悪い例はこちら。


ゲーム実況などでよく見かけますが、キャプチャ画面にゲームタイトルと「#5」など、動画のシリーズナンバリングだけを入れるものがあります。これだと他の動画との差別化が図れません。
また、他のジャンルでも、そのジャンル名と自画像だけがサムネに映っているものがあり、これもサムネからは中身が見えづらくなってしまいます。

改善案としては、「あなたがこの動画を撮っているときに、どの部分が一番楽しかったか(心が動いたか、怖かったか)を振り返ってみましょう。(書く要素)
あなたの動画のセールスポイントは、その「一番楽しかった(心が動いた、怖かった等の)部分」ですので、そこはぜひサムネイルに盛り込んでください。
その書きたい内容によって、フォントや色を設定してくださいね。
では、実際に修正した案をご覧ください。

足りなかった部分は妄想で付け足しましたが、「カブ価暴落したんだな」と何となく伝わりますよね。

もしかしたら、「いくら積んだんだろう?」「どれだけ低い数値が出たの?」と気になって、動画を覗いてくれる人もいるかもしれません。

ゲーム実況の場合だと、どのキャプチャ画像を使うかで構図の幅が限られてきますので、先にどのような構図でサムネを作りたいか、なんとなく想像しておくとキャプチャも撮りやすいかもしれません。
また、知ってる構図の種類が増えると、使いたい画像から構図を逆算して、要素を配置していくこともできますよ。

余談ですが、ゲーム実況で使うゲームがめちゃくちゃ有名な場合、わざわざサムネにゲーム名を入れる必要はありません。見ればわかるので。

 

悪い例を挙げるときりがないのですが、大体上記2つの理由に集約されると思います。

構図を決めるためには、まず主題がなんであるかを決めなくてはいけません。
これを機に、自分の作っている動画のアピールポイントがどこにあるのか、よく検討してみてはいかがでしょうか。

「良いサムネ」に絶対的な正解があるわけではありませんが、ある程度の正解は、ご紹介した技術で作れるものです。
あなたの素晴らしい動画が、たくさんの人に見てもらえることを祈っています。

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました!