こんにちは!topping管理人の、蓮田あいくです。
今までの記事で「サムネ」についてたくさん考えてきましたが、
それでもまだまだ、参考になるものが足りないですよね。
今回は、日常的に目にするものの中から、参考になりそうなものをご紹介します。
電車内の広告はサムネの教科書!
みなさん、最近電車に乗ったとき、広告見てますか?
今はスマホで暇つぶしが簡単にできますから、わざわざ中づり広告を見ない人も多いのではないでしょうか。
もったいない!実に勿体ないですそれ!!
実は電車内の広告は、サムネの教科書にうってつけなんです。
なぜ広告がサムネの教科書になるのか
蓮田が若いころに広告デザインの勉強をしたときにわかったのですが、電車内の広告は、限られたスペースの中で「いかに人の目を引くか」「そのうえでいかに商品の魅力を伝えるか」に注力して作られています。
そのため、視覚的に効果のあるテクニックがふんだんに使われているのです。
しかも、そのほとんどすべてが、広告代理店の方などが作った「プロの技」なんです!
プロの技が無料で見られるなんて、なんて贅沢なことでしょう。
さらに、「電車内の広告」は複数枚の広告をいっぺんに見られますから、さらにお得ですよね。
(バスの広告でもアリですが、私が見た限りでは、バス広告は地域密着型の企業のものが多く、さらに少ない予算で作られているものばかりでした。デザインの質的な面では、電車内の広告の方がクオリティの高いものが見られる傾向がありました。)
ぜひしっかり自分の目で見て、「ここでこの構図が使われている」「この色の対比は見やすくてかわいい」など、いろいろ分析してみましょう。
参考になる広告
とはいえ、電車内の広告がすべてお手本になるかといえばそうでもありません。サムネには使いづらそうなお手本もありました。
参考にするにあたっては、こんな感じの広告を探しましょう。
1、ドア付近のシール型広告
ドアのガラスに貼ってあったり、ドア付近の壁面に貼ってあったりなど様々ですが、小さめのシールタイプの広告がありますよね。
あの手の広告は、そんなにたくさんの文字を載せられないし、かといって画像だけでは伝わらないので、非常に工夫されているものが多くありました。
さほど大きくないサムネの構成のお手本には、ぴったりの広告です。
2,文字情報少なめの広告
電車の中づり広告でよく見るのが、女性週刊誌の広告だと思うのですが、あれは文字が細かすぎてサムネの参考にはなりません。
(文字組だけ見る分にはいいお手本ですが。)
逆に少しゆったりとした構成の広告を探してみましょう。
戸建て住宅の広告や、デパートのセール情報など、必要最低限の情報をわかりやすく配置しているものがあるはずです。
商品や内容のイメージをストレートに伝えなくてはいけない部分が、サムネとそっくりで勉強になります。
3,ゲームの広告
広告は何も、紙媒体だけではありません。
最近はモニターに広告を映している電車も増えてきました。
その中で、スマホアプリゲームのCMも流れますが、これがまた洗練されてかっこいいです。
動画のため、一瞬一瞬を見るのは大変かもしれませんが、CMは繰り返し流れますので、かっこいいなと思ったシーンを何度も分析しながら見てみましょう。
4,駅のホームにいる人向けの巨大看板
「電車内」と言ってきましたが、実はホームにいるときからお手本を見られる場合があります。
電車待ちをしている人に向けて、巨大看板が置いてある駅がありますよね?
巨大看板は、細かい文字を読ませるつもりはなく、最小限の情報でいかに伝えるかに特化して作られた広告が多くあります。
展覧会の告知や、スマホアプリなら「キャンペーン実施中!」みたいなものですね。
電車待ちの短い時間に見てもらるための工夫が凝らしてあるものですので、見かけたらぜひ参考にしましょう。
意外と身近にあるお手本、しっかり活用して、ご自分のサムネに取り入れてみてください!